グーグルについて

グーグルに関して今朝、歓迎すべきニュースを見た。

ちょっと前に、

Googleの正体 (マイコミ新書)

という本を読んだ。

グーグルは初め優れた検索エンジンを作っているだけで、営利目的でなかった。

検索結果連動型の広告という画期的な収益モデルを見出し、大変な富を得た。テレビをはじめとした既存メディアへの企業の広告出稿を破壊してしまった。

そのお金を元手に、動画、地図、書籍などの「無料」で大変に魅力的なサービスを提供し、これまでそこでメシを食ってた人たちを駆逐している。

次はOSと携帯電話まで手を広げている。しかも既に我々のプライバシー情報をかなり広く深く手に入れてしまった。

彼らは世界を征服しようとしている。本当に征服してしまいそうだ。でも、それは自分たちの力がどこまで通用するかとことん試してみたい、という純粋な子どもの野望のように思える。彼らはずるをしていない。徹底したユーザー視点なのだ。理念が「10 の事実」というページに書かれているので参照されたし。

今朝のニュースは歓迎すべきニュースだ。彼らが悪の帝国でないことのちょっとした証明になっている。